住めば住むほど 大好きな家
子どもたちが巣立ち夫婦水いらずで暮らす50代。
20代で建てた木造二階建てをリフォーム。
家庭菜園が趣味のご主人と、料理が趣味の奥様。
使いやすくなったキッチンで、料理にもさらに磨きがかかります。
パティシエの資格である「製菓衛生師」をまもなく取得するほどの腕前。
自分たちの「これから」を、もっと楽しく、存分に味わうために。
「そのうち」しなければいけない、定年退職後のリフォームを10年先取り。
寒い、暗い… ずっと感じていた家の使いにくさもリフォームで解消。
50代は「安全で快適なリフォーム」を考える大きなタイミングなのかもしれません。
以前の家はとにかく暗くて、寒くて寒くて…とオーナーさんは話してくださいましたが、現在は快適な生活を存分に満喫しているからか、その語り口にはどこか昔を懐かしむような余裕さえ感じられます。
断熱を含めたリフォームでは、寒さや光熱費の改善だけでなく、壁を無くしたり部屋同士を繋げたり、リフォームの自由度と快適性が大幅にアップします。
猫たちのための欄間や出入口など、緩やかに空間同士が繋がっている設計も、この断熱施工があったからこそ。
先取りリフォームでは、満足感を味わう時間もたっぷり先取りできるメリットがありました。
勝手口を無くして、大きなL字型システムキッチンを導入。「台所」がまさに「ダイニングキッチン」に生まれ変わったそう。
以前はなかった北側に換気のできる勝手口をつけたことで、気持ちいい風が家の中を抜けるように。
冷たい床のタイル、冬場は凍って開けることが出来なかった窓、全て解決しました。
欄間部分はオープンにして光と空気、そして猫が行き来します。
二間続きの和室は、フローリングのモダンで落ち着いた洋室に。
階段横にあった廊下の壁を外してダイニングと繋げたことで、面積が30%ほど広くなりました。
トイレは寝室とキッチン両方から利用可能に。
バリアフリーを意識したアイディアですが、毎日快適性を感する画期的な設計。
奥の和室も縁側の廊下と繋げたことで解放感がある間取りに仕上がりました。
吊戸棚をあえて採用
50
代からのリフォームでは吊り戸棚をおすすめすることはあまりありませんが、使っている調理グッズが多いため吊り戸棚はシステムキッチンとともに新しく。料理好きのこのご家庭ならではのリフォームが完成しました。
1階はエアコン一台で
断熱にも丁寧に取り組んで、窓の結露や凍結からも解放されました。通路の壁を無くしたことをきっかけに、ドアを開け放って過ごすことが増え、部屋ごとの温度差も解消されました。
GO! RAKUTEN!!
コロナの影響でなかなか簡単に出掛けられなくなった仙台のスタジアム。考え方を転換して、リビングに大画面のテレビを購入。二人
が同じ方向を見つめる、これも夫婦円満の秘訣かもしれませんね。
部屋干しでも、床が広々。
よく乾くリビングにはちょい掛けできるランドリーハンガーを。今までの習慣も変えず、スタイリッシュになって満足感アップ。間に合わせの部屋干しグッズはもう不要。つけてよかったと言われることがかなり多い設備の一つ。
ダイニングテーブル誕生
㈲千葉鉄工所(一関市)に特注して作ったアイアンの脚をリフォーム前から使っていた座卓(上の
before写真)と合体させダイニン グテーブルを作りました。時間をかけていい色になった天板は、こ れからも活躍してくれそうです。
出入口はこちらです
リビング入口にはペット向けの既
製品を。障子には和紙ではなく樹 脂製の障子紙を使用。貼った後、 建具屋さんに切ってもらい完成。 リフォーム前も同じ位置にはすで に通り道があったので、猫たちも すぐに覚えてくれたとか。
流行の回遊型を導入?!
工事開始後「ここにも」とひらめいて追加した猫用通路。裏は寝室のベッドの下。猫にとっても回遊
型のレイアウトが実現。思いつき、 ひらめき、何なりと。よりよく住 むために井上建築デザインの力をどうぞお使いください。